令和8年度の行政書士試験は、令和8年11月8日(日)午後1時〜4時に行われます。合格発表は令和9年1月27日(水)です。申込はすでに締め切られています(インターネットは8月24日午後5時、郵送は8月17日の消印まで有効)。
これから先の予定は、10月19日(月)の受験票の発送から始まります。10月26日(月)を過ぎても受験票が届かないときは、10月30日(金)までに行政書士試験研究センター(以下「センター」)へ連絡してください。再発行の受験票が送られてきます。この記事では、残りの日程と、それぞれの時点でやることを、公式の案内に沿って整理します。
令和8年度の残りの日程はどうなっているか
センターの案内に書かれた、これから先の予定を時間順に並べます。日付の多くは「予定」とされています。直前に公式サイトでも確かめてください。
| 日付 | できごと | 受験生がやること |
|---|---|---|
| 10月19日(月) | 受験票の発送(予定) | 届いたら試験場と記載内容を確認 |
| 10月26日(月) | 未着の確認の目安 | 届いていなければセンターへ連絡 |
| 10月30日(金) | 再発行の郵送を受ける連絡の期限 | この日までに連絡 |
| 11月8日(日) | 試験(13時〜16時) | 11時50分から入室できる |
| 11月16日(月)以降 | 試験問題の公表 | 自己採点に使う |
| 令和9年1月27日(水) | 合格発表・正解の公表 | 合否と得点を確かめる |
| 令和9年2月12日(金) | 合格証の発送(予定) | 合格者は受け取る |
受験票はいつ届くか、届かないときはどうするか
受験票は、申込のときに書いた住所へ、10月19日(月)に発送される予定です。圧着(あっちゃく)はがき(貼り合わせてあり、はがして読むはがき)で届きます。どの試験場で受けるかは、この受験票で知らされます。
受験票が届いたら確かめること
- 試験場の名前と所在地:試験場は受験票で知らされます。申込が多すぎて受入予定人数を超えた試験場もあります。その場合、センターが原則として同じ都道府県内の別の試験場に変えることがあります。思っていた会場と違わないか確かめましょう。
- 受験番号・氏名・生年月日:まちがいがあったときの扱いは、下の「引っ越した・記載に誤りがあるとき」を見てください。
- 車での来場についての記載:試験場には、原則として駐車場・駐輪場の用意がありません。車で来てよい試験場だけ、そのことが受験票に書かれます。
10月26日を過ぎても届かないとき
センターの案内に書かれている手順は次のとおりです。
- センターに連絡する。連絡先は試験専用照会ダイヤル(03-3263-7700)です。
- 10月30日(金)までに連絡した場合は、再発行の受験票が郵送されます。
- それより後に連絡した場合は、試験当日に試験場で受験票の再発行の手続きをしてから受験します。前もってセンターへ連絡し、受験する試験場を確認しておくよう案内されています。
- 当日の再発行には本人確認書類(運転免許証など)が要ります。本人確認ができないと、再発行できないとされています。手続きに時間がかかることもあると書かれています。早めに着くようにしましょう。
なお、センターは、試験場の下見や、試験場への直接の問い合わせをしないよう求めています。問い合わせは、センターの照会ダイヤルにまとめます。
引っ越した・記載に誤りがあるとき
- 住所が変わった:9月30日までにセンターに届いた「氏名・住所等変更届」は、変更後の住所あてに発送されます。9月30日以降に住所が変わった人は、次のようにするよう案内されています。まず郵便局に転居届を出し、受験票を新しい住所へ転送してもらいます。そして試験が終わってから(11月8日以降、12月31日までに)変更届を出します。
- 受験票の記載に誤りがある:試験当日は、受験票に書かれた受験番号・氏名・生年月日を、そのまま答案用紙に書いて受験します。正しい内容は、試験後に変更届で出す、とされています。
受験票は試験当日に持っていくだけでなく、合格発表日まで保管するよう案内されています。試験が終わっても捨てないでください。
申し込んだあとで変えられないことは何か
試験が近づいて予定が変わったときのために、変えられないことを確かめておきます。
- 試験場:転勤や引っ越しなど、受験者の都合で試験場を変えることはできません。一方、受入予定人数を超えたときや自然災害のときなどは、センターが変えることがあります。その場合は、原則として同じ都道府県内の別の試験場になります。
- 申込の取消し:受理された(受け付けられた)申込は、取り消せません。
- 受験手数料(10,400円):返してもらえません。例外は、地震や台風などで試験そのものが行われなかった場合などです。
試験当日(11月8日)の時刻はどうなっているか
試験時間は、午後1時から4時までの3時間です。その前後にも、決まった時刻があります。令和8年度の試験案内に書かれた時刻を並べます。
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 11時50分 | 試験室への入室開始 |
| 12時20分まで | 受験番号の座席に着席 |
| 12時30分 | 受験上の注意事項の説明 |
| 13時00分 | 試験開始 |
| 13時30分 | これを過ぎると受験できない(開始後30分) |
| 14時30分まで | 退室できない |
| 15時50分〜16時 | 退室できない(終了前10分間) |
| 16時00分 | 試験終了 |
注意したいのは途中退室の扱いです。案内では、退室した場合は受験放棄(受験をやめたこと)とみなし、欠席扱いにするとしています。早く解き終えても、席を立つかどうかは慎重に決めてください。持ち物、3時間の配分、解く順番は試験当日の持ち物・時間配分・解く順番にまとめています。
試験が終わってから合格発表までに何があるか
試験が終わったあとの公表の時期も確かめておきます。令和8年度の試験案内では、次のようにされています。
- 試験問題:令和8年11月16日(月)以降に公表(著作権に関係するものを除く)
- 正解:令和9年1月27日(水)の合格発表日以降に公表
つまり、合格発表までの約2か月半は、公式の正解がない状態で自己採点をすることになります。また、センターは、試験結果・合否・得点についての問い合わせには応じないとしています。自己採点のしかたや、発表までの過ごし方は、自己採点のしかたと、合格発表までにやることで扱っています。
合格発表の日に何が分かるか
令和9年1月27日(水)午前9時から、合格者の受験番号がセンター事務所の掲示板に張り出されます。ホームページへの掲載は、合格発表日の午前中に始まるとされています。具体的な時刻は書かれていません。
- 合否通知書:欠席者などを除く受験者全員に、圧着はがきで送られます。得点、配点、合格基準点が書かれています。
- 合格基準の確定:配点と合格基準点は、前もっては公表されません。この発表のときの「合否判定基準」で分かります。基準の仕組みは合格点と足切りの仕組みで説明しています。
- 合格証:合格者には、令和9年2月12日(金)に簡易書留郵便(受け取りのサインが要る郵便)で発送される予定です。合格証は再発行されません。なくしたときは、受験した都道府県の担当部署が、合格証の代わりになる合格証明書を発行しています。合否通知書は、過去3年度分まで無料で再発行を申し込めます。
合格しただけでは、行政書士として仕事はできません。日本行政書士会連合会の名簿への登録が必要です。登録までの流れは合格後の登録の流れと期間にまとめています。
試験まで1か月を切ったら、日程の面で何をしておくか
勉強の中身とは別に、日程の面で片づけておくことは多くありません。次の3つだけです。
- 10月26日に受験票の有無を確かめる。届いていなければ、その週のうち(30日まで)に連絡します。
- 試験場までの行き方とかかる時間を調べる。車での送り迎えも禁止と案内されています。電車やバスで、11時50分〜12時20分に着く計画を立てます。電車が遅れても13時30分(開始後30分)に間に合うよう、余裕をみておきます。
- 11月8日の前後の予定を空ける。前日の残業や、当日午前の予定を減らします。13時からの3時間に集中できるようにするためです。
残りの勉強は、合格基準のどこが足りないかで決まります。基礎知識の足切りが不安なら、基礎知識の範囲と24点の取り方から確認してください。
来年(令和9年度)受ける人は、いつ何をするか
令和9年度の日程は、まだ発表されていません。センターの「試験の概要」では、試験は毎年1回、11月の第2日曜日の午後1時から4時までとされています。この決まりどおりなら、令和9年11月14日(日)にあたります。ただし、正式な日付は令和9年度の試験案内で確かめてください。
参考までに、令和8年度の流れは次のとおりでした。
- 試験案内・願書の配布:7月21日(火)〜8月17日(月)
- インターネット申込:7月21日(火)午前9時〜8月24日(月)午後5時
- 郵送申込:7月21日(火)〜8月17日(月)消印有効
- 受験票の発送:10月19日(月)予定
- 合格発表:翌年1月27日(水)(センターの案内では、毎年1月の第5週)
インターネットと郵送で、締切が1週間違う点に注意してください。受験資格はありません。年齢・学歴・国籍に関係なく受験できます。出題は、試験を行う年度の4月1日の時点で施行(しこう)されている法令が対象です。施行とは、法律が実際に効き始めることです。働きながら1年で準備するなら、申込の時期より先に、勉強の計画を決めておく必要があります。進め方は独学で受けるにはで扱っています。
今年受ける人は、当日の動き方を先に固めておきましょう。試験当日の持ち物・時間配分・解く順番で決めておけば、残りの時間を勉強に回せます。
働く人の法律試験ノート